『台湾漫遊鉄道のふたり』に登場する台湾グルメまとめ|台中から味わう文学の旅
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目次
- はじめに:『台湾漫遊鉄道のふたり』は、台湾を食べ歩く小説でもある
- 作中に登場する主な料理一覧
- 瓜子(グァーズ):台湾の日常を感じる小さなおやつ
- 米篩目/米苔目(ミーシャイムー/ミータイムー):もちっとした台湾の米麺
- 麻薏湯(マーイータン):台中を代表する、少し苦い夏のスープ
- 生魚片(ションユーピエン):日本料理と台湾の海の幸
- 肉臊(ロウザオ):台湾の日常を支える万能そぼろ
- 冬瓜茶(ドングァチャー):台湾の暑さをやわらげる甘い飲み物
- 咖哩(ガーリー):台湾で出会うもうひとつの洋食
- 壽喜燒(ショウシーシャオ):日本料理が台湾で変化する
- 菜尾湯(ツァイウェイタン):台湾の宴席文化が詰まったスープ
- 兜麵(ドウミエン):今では出会いにくい、記憶の中の麺料理
- 鹹蛋糕(シエンダンガオ):台中・豊原生まれの甘じょっぱいお菓子
- 蜜豆冰(ミードウビン):台中のレトロなかき氷
- その他、作中に登場する台湾グルメ
- 台中で特に味わいたい『台湾漫遊鉄道のふたり』グルメ
- まとめ:本を読んだら、台湾を食べに行きたくなる
はじめに:『台湾漫遊鉄道のふたり』は、台湾を食べ歩く小説でもある
2026年、台湾作家・楊双子さんの小説『台湾漫遊鉄道のふたり』、台湾華語原題『臺灣漫遊錄』、英題 Taiwan Travelogue が国際ブッカー賞を受賞し、台湾文学に大きな注目が集まっています。
この作品の魅力のひとつは、なんといっても台湾料理です。物語の中には、台湾各地の料理やお菓子、飲み物が何度も登場します。料理は単なる背景ではなく、登場人物の関係、台湾の土地の記憶、日本と台湾の距離感を映し出す大切な存在です。
特にTaiwan Loveの所在地でもある台中は、物語にとって重要な街です。台中の市場、家庭料理、昔ながらのお菓子、夏のスープ。この記事では、『台湾漫遊鉄道のふたり』に登場する台湾グルメを、日本人読者にもわかりやすく紹介します。
作中に登場する主な料理一覧
| 中国語表記 | ヨミガナ | 日本語でいうと |
|---|---|---|
| 瓜子 | グァーズ | ひまわりの種・スイカの種などを炒ったお茶請け |
| 米篩目/米苔目 | ミーシャイムー/ミータイムー | 米から作る短いもちもち麺 |
| 麻薏湯 | マーイータン | 黄麻の若葉を使った台中の郷土スープ |
| 生魚片 | ションユーピエン | 刺身 |
| 肉臊 | ロウザオ | 台湾風の豚肉そぼろ |
| 肉臊飯 | ロウザオファン | 台湾風豚そぼろご飯 |
| 冬瓜茶 | ドングァチャー | 冬瓜を煮詰めて作る甘いお茶 |
| 咖哩 | ガーリー | カレー |
| 壽喜燒 | ショウシーシャオ | すき焼き |
| 菜尾湯 | ツァイウェイタン | 宴席料理の残りを合わせて作るスープ |
| 兜麵 | ドウミエン | 昔ながらの台湾麺料理 |
| 鹹蛋糕 | シエンダンガオ | 肉そぼろ入りの甘じょっぱい蒸しカステラ |
| 蜜豆冰 | ミードウビン | 蜜漬け豆や果物をのせた台湾かき氷 |
| 鹹蜆仔 | シエンシエンズー | しじみの醤油漬け・塩漬け |
| 麵線 | ミエンシエン | 台湾そうめん |
| 潤餅捲 | ルンビンジュエン | 台湾風クレープ巻き |
| 滷肉飯 | ルーロウファン | 台湾風豚肉ご飯 |
| 魚丸湯 | ユーワンタン | 魚団子スープ |
| 竹輪 | ジュールン | ちくわ |
| 麥煎餅 | マイジエンビン | 台湾風の焼き菓子・粉もの菓子 |
| 膎 | シエ | 魚介の発酵・熟成食品 |
※ヨミガナは日本人読者向けに近い音で表記しています。台湾華語、台湾語、地域差により実際の発音は異なる場合があります。
1. 瓜子(グァーズ):台湾の日常を感じる小さなおやつ

中国語表記:瓜子
ヨミガナ:グァーズ
日本語でいうと:ひまわりの種・スイカの種などを炒ったお茶請け
瓜子(グァーズ)は、台湾でお茶を飲むときや、おしゃべりをするときによく食べられる素朴なおやつです。ひまわりの種やスイカの種などを炒ったもので、殻を歯で割って中身を食べます。
『台湾漫遊鉄道のふたり』では、台中の市場で印象的に登場します。食べ方がわからない青山千鶴子に、王千鶴が食べ方を教える場面は、ふたりの距離が近づく象徴的なシーンです。
日本人旅行者にとっては、瓜子は派手なお土産ではありません。しかし、台湾の暮らしの中にある小さな楽しみを感じられる食べ物です。台湾のスーパーや市場で見かける定番おやつですが、実は日本にいながらでも、Taiwan Loveで気軽にお求めいただけます。
台湾旅行の前に、まずは瓜子を味わって『台湾漫遊鉄道のふたり』の世界に触れてみる。あるいは、読書のおともに台湾茶と瓜子を用意して、物語の中の台中の市場や王千鶴との出会いの場面を思い浮かべる。そんな楽しみ方もおすすめです。
Taiwan Loveでは、台湾らしいお茶請けや雑貨を日本の皆さまにお届けしています。『台湾漫遊鉄道のふたり』を読んで台湾気分が高まった方は、ぜひ瓜子(グァーズ)もチェックしてみてください。
2. 米篩目/米苔目(ミーシャイムー/ミータイムー):もちっとした台湾の米麺
中国語表記:米篩目/米苔目
ヨミガナ:ミーシャイムー/ミータイムー
日本語でいうと:米から作る短いもちもち麺
米篩目(ミーシャイムー)は、米をすり、網のような道具を通して作る短い麺状の食べ物です。地域によっては米苔目(ミータイムー)とも呼ばれます。
日本人に説明するなら、「米粉で作った、短くてもちっとした麺」と言うとイメージしやすいです。温かいスープで食べることもあれば、甘いシロップや氷と合わせてデザートのように食べることもあります。
作中では、台中で王千鶴が青山千鶴子のために料理する場面に登場します。外食の華やかさではなく、家庭の中で出てくるやさしい台湾の味として描かれています。
3. 麻薏湯(マーイータン):台中を代表する、少し苦い夏のスープ
中国語表記:麻薏湯
ヨミガナ:マーイータン
日本語でいうと:黄麻の若葉を使った台中の郷土スープ
台中の料理として特に紹介したいのが、麻薏湯(マーイータン)です。
麻薏湯は、黄麻の若葉を使った緑色のスープです。少し苦みがあり、とろみのある独特の味わいが特徴です。台湾の中でも地域性が強く、台中らしい郷土料理として知られています。
『台湾漫遊鉄道のふたり』において、麻薏湯は単なる珍しい料理ではありません。王千鶴の背景、土地とのつながり、台湾人としての感覚がにじむ重要な料理です。
日本人旅行者にとって、台北ではなかなか出会いにくい味かもしれません。だからこそ、台中に来たら探してみたい一杯です。小説を読んだあとに台中で麻薏湯を味わえば、物語の余韻をより深く感じられるはずです。
4. 生魚片(ションユーピエン):日本料理と台湾の海の幸
中国語表記:生魚片
ヨミガナ:ションユーピエン
日本語でいうと:刺身
生魚片(ションユーピエン)は、刺身のことです。日本人にとって刺身は身近な料理ですが、台湾を舞台にした作品の中で登場すると、少し違う意味を持ちます。
作中では、日本料理としての刺身と、台湾の海産物文化が重なって描かれます。台湾は海に囲まれた島であり、基隆、布袋、高雄、東港など、海の幸を楽しめる街がたくさんあります。
日本と台湾の食文化の近さ、そして違いを考えるうえで、生魚片は興味深い料理です。
5. 肉臊(ロウザオ):台湾の日常を支える万能そぼろ
中国語表記:肉臊
ヨミガナ:ロウザオ
日本語でいうと:台湾風の豚肉そぼろ
肉臊(ロウザオ)は、細かく刻んだ豚肉を醤油や香辛料で煮込んだ台湾料理の基本です。ご飯にかければ肉臊飯(ロウザオファン)、麺にのせれば肉臊麺になります。
日本人には「魯肉飯に近い、台湾の肉そぼろ」と説明すると伝わりやすいでしょう。ただし、肉の大きさや味付けは地域や家庭によって異なります。
作中では、王千鶴が青山千鶴子のために肉臊飯を作る場面があり、食事を通してふたりの関係が深まっていきます。台湾旅行でローカル食堂に入ったら、肉臊飯はぜひ試したい定番料理です。
6. 冬瓜茶(ドングァチャー):台湾の暑さをやわらげる甘い飲み物
中国語表記:冬瓜茶
ヨミガナ:ドングァチャー
日本語でいうと:冬瓜を煮詰めて作る甘いお茶
冬瓜茶(ドングァチャー)は、冬瓜と砂糖を煮詰めて作る台湾の伝統的な飲み物です。色は茶色く、味は黒糖のようなコクがあり、冷たくして飲むと暑い台湾にぴったりです。
作中では、台南の章に関わる飲み物として登場します。台南の強い日差し、古い街並み、そして甘い冬瓜茶。日本人旅行者にとっても、台湾南部の空気を感じやすい味です。
7. 咖哩(ガーリー):台湾で出会うもうひとつの洋食
中国語表記:咖哩
ヨミガナ:ガーリー
日本語でいうと:カレー
咖哩(ガーリー)は、カレーのことです。日本でもおなじみの料理ですが、台湾で食べるカレーはまた少し違います。
作中では、台湾における洋食や、日本料理との関係を考えるうえでカレーが登場します。日本のカレーに似ているようで、具材、甘さ、香りが少し違う。その違いを味わうのも、台湾旅の楽しみです。
8. 壽喜燒(ショウシーシャオ):日本料理が台湾で変化する
中国語表記:壽喜燒
ヨミガナ:ショウシーシャオ
日本語でいうと:すき焼き
壽喜燒(ショウシーシャオ)は、すき焼きのことです。
日本では牛肉のイメージが強いすき焼きですが、作中では台湾の暮らしや食習慣に合わせた形で描かれます。料理は、場所や食べる人によって少しずつ変わります。
『台湾漫遊鉄道のふたり』の食の描写は、こうした文化の重なりを丁寧に見せてくれます。日本料理でありながら、台湾で食べることで意味が変わる。壽喜燒は、その象徴のような料理です。
9. 菜尾湯(ツァイウェイタン):台湾の宴席文化が詰まったスープ
中国語表記:菜尾湯
ヨミガナ:ツァイウェイタン
日本語でいうと:宴席料理の残りを合わせて作るスープ
菜尾湯(ツァイウェイタン)は、台湾の辦桌、つまり屋外宴席文化と深く関わる料理です。宴席で出た料理の残りを合わせて作るスープで、さまざまな味がひとつに溶け合います。
一見すると「残り物のスープ」のように見えるかもしれません。しかし実際には、台湾の宴席のにぎやかさ、人とのつながり、食材を無駄にしない感覚が詰まっています。
10. 兜麵(ドウミエン):今では出会いにくい、記憶の中の麺料理
中国語表記:兜麵
ヨミガナ:ドウミエン
日本語でいうと:昔ながらの台湾麺料理
兜麵(ドウミエン)は、現在の旅行者にとっては少し見つけにくい料理です。だからこそ、『台湾漫遊鉄道のふたり』の中では、台湾の古い食文化や記憶を感じさせる存在になっています。
11. 鹹蛋糕(シエンダンガオ):台中・豊原生まれの甘じょっぱいお菓子
中国語表記:鹹蛋糕
ヨミガナ:シエンダンガオ
日本語でいうと:肉そぼろ入りの甘じょっぱい蒸しカステラ
台中に来たら注目したいお菓子が、鹹蛋糕(シエンダンガオ)です。
鹹蛋糕は、ふわふわの蒸しカステラのような生地に、肉そぼろのような餡をはさんだ甘じょっぱいお菓子です。日本人には「台湾版の甘じょっぱい肉そぼろカステラ」と説明すると、少し驚かれるかもしれません。
台中・豊原ゆかりのお菓子として知られ、台湾菓子の奥深さを感じられる一品です。『台湾漫遊鉄道のふたり』をきっかけに台中を訪れるなら、豊原まで足を延ばして探してみるのもおすすめです。
12. 蜜豆冰(ミードウビン):台中のレトロなかき氷
中国語表記:蜜豆冰
ヨミガナ:ミードウビン
日本語でいうと:蜜漬け豆や果物をのせた台湾かき氷
蜜豆冰(ミードウビン)は、台湾の昔ながらのかき氷です。豆や果物、シロップなどをのせた、どこか懐かしい甘さのスイーツです。
作中では、物語の終盤に登場する印象的な食べ物です。冷たくて甘い蜜豆冰は、台湾の夏の記憶そのもの。台中で食べると、作品の余韻をより深く感じられるはずです。
その他、作中に登場する台湾グルメ
鹹蜆仔(シエンシエンズー)
しじみを醤油や調味料に漬けた台湾の小皿料理です。ご飯のお供にもなり、台湾の食堂文化を感じられる一品です。
麵線(ミエンシエン)
台湾でよく食べられる細い麺です。とろみのあるスープで食べることが多く、夜市やローカル食堂でも人気があります。
潤餅捲(ルンビンジュエン)
薄い皮で野菜や肉、ピーナッツ粉などを巻いた台湾料理です。日本人には「台湾風クレープ巻き」と説明するとわかりやすいです。
滷肉飯(ルーロウファン)
台湾を代表するご飯ものです。豚肉を醤油ベースで煮込み、ご飯にかけた料理で、日本人にも人気があります。
魚丸湯(ユーワンタン)
魚のすり身で作った団子が入ったスープです。基隆のような港町で食べると、海の近さを感じられます。
竹輪(ジュールン)
日本語の「ちくわ」と同じ漢字ですが、台湾の食文化の中で食べられると、また違った印象になります。
麥煎餅(マイジエンビン)
小麦粉を使った台湾風の焼き菓子、または粉もの系の軽食です。昔ながらの台湾おやつを感じられます。
膎(シエ)
魚介を保存し、発酵・熟成させた食品として考えるとわかりやすいでしょう。台湾の沿岸部や南部の食文化を感じさせる存在です。
台中で特に味わいたい『台湾漫遊鉄道のふたり』グルメ
| 料理名 | ヨミガナ | 台中との関係 | 日本人へのおすすめポイント |
|---|---|---|---|
| 瓜子 | グァーズ | 台中の市場で印象的に登場 | Taiwan Loveでも購入できる台湾の日常おやつ |
| 米篩目/米苔目 | ミーシャイムー/ミータイムー | 家庭的な台湾米麺 | ローカル食堂で探したい味 |
| 麻薏湯 | マーイータン | 台中らしい郷土料理 | 作品ファンならぜひ試したい |
| 肉臊飯 | ロウザオファン | 台湾の日常食 | 初めての台湾でも食べやすい |
| 鹹蛋糕 | シエンダンガオ | 台中・豊原ゆかりのお菓子 | お土産にもおすすめ |
| 蜜豆冰 | ミードウビン | 台中ゆかりのレトロ氷菓 | 夏の台中旅行にぴったり |
まとめ:本を読んだら、台湾を食べに行きたくなる
『台湾漫遊鉄道のふたり』は、台湾文学であり、鉄道旅の物語であり、そして台湾グルメの小説でもあります。
瓜子(グァーズ)、米篩目(ミーシャイムー)、麻薏湯(マーイータン)、肉臊飯(ロウザオファン)、冬瓜茶(ドングァチャー)、鹹蛋糕(シエンダンガオ)、蜜豆冰(ミードウビン)。ひとつひとつの料理に、台湾の土地、歴史、人間関係が重なっています。
特に台中は、ふたりの物語が動き出す重要な街です。台湾旅行を計画している方は、台北だけでなく、ぜひ台中にも足を運んでみてください。
また、物語に登場する瓜子(グァーズ)は、日本にいながらTaiwan Loveでもお求めいただけます。読書のおともに、台湾茶と瓜子を用意すれば、『台湾漫遊鉄道のふたり』の世界をより身近に感じられるはずです。
Taiwan Loveでは、台湾の作り手から直接仕入れた台湾雑貨やお土産を紹介しています。台湾旅行の前に気分を高めたい方、旅のあとに余韻を楽しみたい方は、ぜひTaiwan Loveの商品一覧もご覧ください。
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