電鍋の使い方
仁傑鄭
台湾では一家に一台ある、台湾人が海外に行くと必ず持っていくものの一つと言われている万能調理器「電鍋」。
電鍋は元々は炊飯器として開発されたものですが、ご飯を炊く以外にも「蒸す・煮る」ことができます。そして基本、使い方はどの調理方法でも同じです。セットして、電源ONして、放置。これで終わりです!
それでは、電鍋はどんなことができるのかをご紹介したいと思います。
目次
▶︎電鍋の魅力
▶︎付属パーツ
▶︎電源のON・OFFの仕方
▶︎調理時間調節の仕方
▶︎調理時間の目安
▶︎左側の謎の金属フックとは?
▶︎電鍋の機能
▶︎まとめ
まず「電鍋の魅力」は何でしょうか?
電鍋の最大の魅力は、「何もせず、放置でOKなところ」です!
電鍋を使用するとき火加減の調整が必要ないため、作りたい料理の食材を電鍋にセットしたらあとは放置でOK!
電鍋で作っている間に他の料理の調理もできるし、キッチンにいるさえ必要がないので掃除などの雑用も可能です。
次は、電鍋の付属パーツや電源のオン・オフの仕方を紹介します。
付属パーツ
* 外鍋
* 外鍋のフタ
* 内鍋
* 内鍋のフタ
* スチームプレート
* 計量カップ
* しゃもじ
ただ内鍋のフタは、内鍋で作ったものを保存する時に使用しますが、調理の際にはほとんど使いません。
電源のON・OFFの仕方
バーを下に下げたらONになります。電源がONの時は、「煮飯」のランプが点灯しています。そして、出来上がったら勝手にOFFになります。バーが上に戻るときに、「カンッ」と音がします。
調理時間調節の仕方
多くの方にとって一番疑問なのが、電源のON/OFFと保温機能しかないので、調理時間はどうやって調節する?ということではないでしょうか。
実は、その調理時間調節の仕方というと、「外鍋に入れる水の量で調節する仕組み」です。
電鍋は水を蒸発させることで加熱するので、水がなくなれば自動的に電源が切れる仕組みです。調理時間の目安は、調理方法によって多少の差があって、最初はちょっと戸惑いますが、慣れると本当に便利なこの仕組みですよ。
調理時間の目安
・計量カップ1/2杯の水:約15分
・計量カップ1杯の水:約20分
左側の謎の金属フックとは?
左側にある金属フックは、外鍋をかけるためのものです。フタの置き場所に困っている時、とっても便利!
電鍋の機能
機能として、電鍋は炊く・煮る・蒸すことがができます。
①炊く
炊くといえば、「ご飯」ですね!電鍋は元々は炊飯器として開発されたものなので、「ご飯を炊く」ことは基本の使い方となります。(店主の家は炊飯器がないため電鍋で毎日ご飯を炊いています
【炊くに使うパーツ】
・外鍋
・外鍋のフタ
・内鍋
・計量カップ
※スチームプレートは使いません
【手順】
1. 外鍋に水を入れる(3合までは計量カップ0.5杯分の水で)
2. 研いだお米と分量の水を内鍋に入れて、それを外鍋の中にセットします。
3. 外鍋のフタをして電源ON
4. 出来上がると、「カンッ」という音と共に 電源が上に戻る
【ご飯がより美味しくなるコツ】
お米は30分ほど水につけておくと、よりふっくらと炊き上がります。
②煮る
日本人にとって、煮物は、料理の定番の一つではないでしょうか。その和食の基本「煮物」も放置で簡単にできる!
もともと煮物は火加減の調整や時間管理をする必要があるため、手間かかる料理だったのですが、電鍋なら、材料と調味料を入れて電源をONして、あとは放置しておけばOKなのです。
例えば、晩ご飯の前にちょっと用事があって出かけないといけない…という時などは、電源をONして保温にしておけば、帰ってきた頃には料理がアツアツですぐに食べることができます。
【煮るに使うパーツ】
・外鍋
・外鍋のフタ
・内鍋
・計量カップ
※スチームプレートは使いません
【手順】
1. 内鍋に具材・調味料をセット
2. 外鍋に水を入れる(水の量は料理の調理時間による)
3. 内鍋を外鍋の中にセットする
4. 外鍋のフタをして電源ON
5. 出来上がると、「カンッ」という音と共に 電源が上に戻る
【調理時間の目安】
・計量カップ1/2杯の水:約15分
・計量カップ1杯の水:約20分
※目安です
③蒸す
電鍋の力は、「蒸し料理」でこそ発揮されるかもしれません。しかも、簡単で美味しくて一石二鳥!
蒸すというと、肉まんや茶碗蒸しのイメージかもしれないのですが、この「蒸す」という機能を使って、「温める」ことも可能です。レンジでチンする代わりに昨日の残り物などを蒸して温めれば、食材の美味しさそのままに頂くことができますので、おすすめします。
【蒸すに使うパーツ】
・外鍋
・外鍋のフタ
・スチームプレート
・計量カップ
【手順】
1. 外鍋にスチームプレートを敷く
2. 外鍋に水を入れる(水の量は料理の調理時間による)
3. プレートの上に蒸すものを置く
4. 外鍋のフタをして電源ON
5. 出来上がると、「カンッ」という音と共に電源が上に戻る
まとめ
以上が電鍋の基本の使い方でした。
最初慣れていないうちにときどき迷う時もあるかもしれませんが、ぜひこの使い方を確認してください。そして、たくさん使って自分好みの使い方を見つけてみてくださいね!